食品に関するリスクコミニュケーション-日本における牛海綿状脳症(BSE)対策に関する意見交換会
先週のことになってしまいましたが、26日(金)、徳島市で内閣府食品安全委員会の主催により開催されました。
まず、今年9月にまとめられた食品安全委員会の「BSE対策についての中間取りまとめ」「BSE国内対策の見直し(食品安全委員会への諮問の考え方)」などの説明が行われました。見直し案では①生後20ヶ月以下の牛を検査から除外する②BSEの原因である異常プリオンが蓄積する脳や脊髄などのSRM(危険特定部位)の除去を徹底すること③飼料規制の実効性の保証を柱としています。
国内での感染牛は13頭ですが、うち2頭が21ヶ月齢、23ヶ月齢、あとの11頭は60ヶ月齢以上であり、検査によっても20ヶ月齢以下の感染牛が確認されなかったこと、さらに異常プリオンタンパク質の99%以上が集中しているSRMを除去すれば大丈夫という説明でした。
しかし、アメリカからの牛肉輸入再開(説明では無関係とのことですが)のために全頭検査をやめようという意図が透けて見えたのは私だけではないと思います。
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