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2005年2月27日 (日)

子どもの虐待と女性への暴力

 女性への暴力根絶ネットワークというドメスティック・バイオレンス(略してDV)の対策に取り組んでいる団体に私も所属しています。昨日、その「根絶ネット」と「CAPとくしま」の皆さんとの懇談会が持たれました。CAPとは、Child Assault Prevention(子どもへの暴力防止)のためにワークショップや講演などの活動をされている団体です。女性への暴力と子どもたちへの虐待が連鎖になっている事例や統計の報告など興味深い話がたくさんありました。
 とくに印象的だったのは、子どもたちにワークショップをしていて「イヤと言っていい」ことを身につけてもらうために全員に一人ずつ「イヤ」と順番に発声してもらうのだが「ダメ」という子が多いクラスがあったという例でした。イヤというのは「私が嫌なんだ」という意思表示。「ダメ」というのは相手に禁止するための言葉であるということ。さらに関連して「川が危険だからと川に近づけないのではなく、泳げるようにする」ことが大事であり、それと同じように子どもの安全のためにと四六時中囲い込むのでなく、きちんと意思表示ができるようにすることの大切さも教えていただきました。
 今、子どもたちには社会のひずみが襲いかかってきています。つめこみだ、ゆとりだと、その時々の文部行政にも振り回されています。さらに「お国のために尽くす国民」を作るために教育基本法まで変えられようとしています。今日は、今から「教育基本法改悪反対徳島集会PART3」に行ってきます。
 

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2005年2月23日 (水)

ロード人らしく生きよう!

 中曽根元首相は「国労が崩壊すれば総評が崩壊するということを明確に意識してやった」「行革でお座敷をきれいにして立派な憲法を安置する」と、国鉄分割民営化を行いました。そして、「一人も路頭に迷わせない」との国会答弁を無視し、1047人を不当にも解雇しました。
 JR職場に戻せと18年間闘い続けている一人に中野勇人さん(42歳)がいます。彼は北海道北見闘争団の一員ですが、四国常駐オルグとして一昨年10月から池田町に単身赴任しています。
 その彼が、3月1日に高知を出発し~3/7広島~3/14大阪~3/19名古屋~3/23静岡~そして解雇18周年目の4/1に東京到着予定で走り抜くというのです。走ることによるアピールをしつつ、各地域での街宣活動、宿泊地区での映画上映会や集会も予定しているのですから大変なことです。今まで100KMマラソンを何度も経験しているとは言え、今回は毎日しかも一ヶ月の長丁場です。みんなの心配をよそに(?)どんどんと準備を進め、いよいよスタートの日が近づいてきました。
 健康を損ねないように、そして完走されるよう私も応援しています。ちなみに徳島県での集会は3月2日(水)18:30~池田町総合体育館で、川田悦子元衆議院議員を講師にお迎えして開催します。

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2005年2月19日 (土)

大塚一郎社長宅前要請行動

 今朝は8時から、大塚製薬工場の新社長になった大塚一郎さん宅への要請行動に参加してきました。
 今まで何度かこのノートにも書いていますが、大塚製薬は2002年大塚アッセイ研究所を営業譲渡し、職員112人に転籍するか退職するかの二者択一を迫りました。「埼玉へ行かないのなら職場はない」と言われて退職届を提出したのに、裁判の中で「残る」という選択肢があったことが明らかにされ騙されたことがわかりました。また、組合員に脱退を強要した行為が不当労働行為であると労働委員会で認定され、組合に謝罪するよう命令が出されているにもかかわらず無視し続けている会社です。
 先週はみんなが少し離れたところに集まっているうちにベンツがいなくなってしまいました。今日はその轍を踏まないように作戦を立てました。でも、ちゃんとベンツはあるのにインターフォンを押しても返事はありませんでした。
 39歳、2人の子どもさんのお父さんでもある大塚社長に、首を切られ職場復帰を求めている3人も同じ年代の子どもを持つ父親であることを考え、一日も早い解決をしてもらいたいものです。

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2005年2月17日 (木)

だれがきめたの人の価値 ぼくもわたしも 同じ人間

 昨日、「人権を考える市民のつどい」が開催され、講演に先立ち徳島市人権問題啓発標語の入賞作品表彰式が行われました。小学生の部で市長賞を受賞したのがタイトルの作品です。
 「在日コリアンから見た日本社会」と題して講演された辛淑玉さんは、全国各地でこうした形の講演会に招かれるが、選ばれるのは「みんな仲良く」とか「和」が入っているのが多い、そういうみんな一緒にというのと比べて今日の作品は一人ひとりが大事という思いが込められていてとてもいいと話し始めました。
 そしてオウム真理教・松本被告の6人の子どもさん達が学校にも行けず働くこともできない状況を語り、イラクで殺害された香田さんのこと、その前の日本人外交官2人とともに殺されたイラク人タクシードライバーのことなど、得意の笑いを交えながらも語気するどく私たちの「人権感覚」を問う話をされました。

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2005年2月15日 (火)

「月曜の声」でのひとこま

 先々週、日本国内で初めての変異型クロイツフェルト・ヤコブ病の患者が確認されました。牛海綿状脳症(BSE)にかかった牛の脳など特定危険部位や汚染された肉を食べることによって感染するといわれている病気です。折しも、現在行われている国内の全頭検査から20ヶ月以下の牛を除外する見直しが進められています。全頭検査を実施していないアメリカからの牛肉輸入再開を目論んでのことであるのは明白です。
 そうした動きを先週の「月曜の声」のチラシに書きました。昨日は京都議定書発効のことを書いたチラシを配っていたのですが、ある男性が「こんなんを某所で配っていたのであげる」と言って、「知ってますか?アメリカ産牛肉の本当のところ」という見出しのついた「米国産牛肉全面的早期輸入再開を求める会」発行の名刺大の紙を渡してくれました。
 彼の主張は聞けませんでしたが、先週のチラシへの反応であったことは間違いありません。チラシ作成も配布もこんなことがあると楽しくなります。

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2005年2月11日 (金)

「日の丸・君が代・天皇制を考える」徳島集会

 今日は「建国記念の日」です。かつては、初代天皇である神武天皇が即位した日であるとして「紀元節」と呼ばれた祭日でした。終戦後定められた「国民の祝日」には含まれていませんでしたが、1966年に法律に盛り込まれ、翌年から実施されています。以降、徳島では、毎年2月11日に表記集会が開催されています。
 今日の講演は「東京都教育委員会の暴走と日の丸・君が代」というテーマで東京都の現職高校教諭の近藤徹さんが話されました。東京都では昨年の卒業式などにおいて「君が代」斉唱時に不起立であったことを理由として248人もの大量処分が出されました。近藤さんは、その被処分者の会の事務局長をされています。
 「命がけで憲法を破る」と公言した石原都知事のもとでの異常な都教育委員会の暴走、それに対する労働組合の枠を超えて保護者達ともつながった共同の取り組みが報告され、最後に「今まで生徒達に教えてきた自らの信念を貫く。そのキーワードは平和・いのち・民主主義だ」と結ばれました。

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2005年2月 8日 (火)

木の芽もやし

 昨夜から冷たい雨が降っています。恒例の八の日行動でしたが、傘を持っておられるとどうしても受け取ってくださる方が少なくなります。今頃の雨は、木の芽を成長させるという意味で「木の芽もやし」と呼ばれるそうです。春に向かう期待や喜びを感じる言葉だと思います。でもこうした言葉もそのもとになっている自然や季節の移ろいも消えていこうとしています。
 昨年はかつてないほど台風が上陸し各地に多くの被害をもたらしましたが、その原因は地球温暖化ではないかと言われています。今月16日には京都議定書が発効しますが、日本の対応はお寒い限りです。経団連は「環境税や経済統制的な施策に反対」の意見書を提出し、「核燃料サイクルの確立」を要望しています。二酸化炭素超排出国のアメリカは議定書からの離脱を表明しているし、「先進国」が自国の経済発展のみに固執しているのは大きな問題です。

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2005年2月 2日 (水)

掃海艇見学

 31日、海上自衛隊の掃海艇三挺が小松島港に入港し、一般公開されました。その模様を報じた徳島新聞の記事に添えられた写真を見てお気付きになった方いらっしゃいますか。矢野和友さんと私が乗組員から説明を受けている場面です。
 抗議行動もせずに何をしているのかとお叱りを受けるかもわかりませんが、何しろ知ったのが当日の朝でみんなに声をかける時間もありませんでした。何もしないのも芸がないかと思い、一般市民として視察に行った次第です。機雷の除去の仕方はもちろん、普段の訓練やくらし、いろいろ質問をしました。
 最後に、説明してくれた自衛官にお礼と「訓練を実践で生かさなくてすむことが一番ですね」の一言を言って帰りました。

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