子どもの虐待と女性への暴力
女性への暴力根絶ネットワークというドメスティック・バイオレンス(略してDV)の対策に取り組んでいる団体に私も所属しています。昨日、その「根絶ネット」と「CAPとくしま」の皆さんとの懇談会が持たれました。CAPとは、Child Assault Prevention(子どもへの暴力防止)のためにワークショップや講演などの活動をされている団体です。女性への暴力と子どもたちへの虐待が連鎖になっている事例や統計の報告など興味深い話がたくさんありました。
とくに印象的だったのは、子どもたちにワークショップをしていて「イヤと言っていい」ことを身につけてもらうために全員に一人ずつ「イヤ」と順番に発声してもらうのだが「ダメ」という子が多いクラスがあったという例でした。イヤというのは「私が嫌なんだ」という意思表示。「ダメ」というのは相手に禁止するための言葉であるということ。さらに関連して「川が危険だからと川に近づけないのではなく、泳げるようにする」ことが大事であり、それと同じように子どもの安全のためにと四六時中囲い込むのでなく、きちんと意思表示ができるようにすることの大切さも教えていただきました。
今、子どもたちには社会のひずみが襲いかかってきています。つめこみだ、ゆとりだと、その時々の文部行政にも振り回されています。さらに「お国のために尽くす国民」を作るために教育基本法まで変えられようとしています。今日は、今から「教育基本法改悪反対徳島集会PART3」に行ってきます。
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