ベアテの贈りもの
JR徳島駅前で黒松正代さんと山野明美さん
1945年、日本は太平洋戦争に負け、1947年5月3日に新しい憲法が施行されました。
当時22歳のアメリカ人女性ベアテ・シロタ・ゴードンさんが憲法草案委員の一人として、「男女平等」を書き込んだのは多くの方が知るところです。5歳から日本で育った彼女は、「赤ん坊を背負った女性、男性の後をうつむき加減に歩く女性、親の決めた相手と渋々お見合いをさせられる娘さんの姿が、次々と浮かんで消えた。子供が生まれないというだけで離婚される日本女性。『女子供』(おんなこども)とまとめて呼ばれ、子供と成人男子との中間の存在でしかない日本女性。これを何とかしなければいけない。女性の権利をはっきり掲げなければならない」(1945年のクリスマス)と考え、24条(個人の尊厳と男女の平等)を起草したと述べています。
そのベアテさんに焦点を当てたドキュメンタリー映画「ベアテの贈りもの」の上映とこの映画の監督藤原智子さんの講演が、9月3日13時~16時徳島県郷土文化会館ホールで行われます。徳島県協働推進モデル創出事業として、(社)国際女性教育振興会徳島県支部が受託団体として実施するものです。
憲法改正の動きの中でこの24条も危機にさらされている今、是非、一人でも多くの皆さんにご参加いただきたいと思い、今朝は国女振の皆さんの徳島駅前でのチラシ配りにご一緒させていただきました。
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コメント
期せずして総選挙を間近に控えて上映されるこの映画。
少しでも多くの人に見てもらい、郵政民営化だけで投票してよいのかと考えるきっかけになることを願います。
一生懸命配ったその思いが、皆さんに通じますように・・・。
ご苦労様でした。
投稿: くろ | 2005年9月 1日 (木) 23時13分
ありがとうございます。
本当に一人でも多くの方に見て考えていただきたいですね。国際女性教育振興会徳島県支部の皆さんは、今夕のフォーカス徳島(四国放送テレビ)でも訴えられるそうです。
投稿: たかがい千代子 | 2005年9月 2日 (金) 06時15分
明日「ベアテの贈りもの」と講演に参加しようと思います。憲法9条とともに、24条も守らなければと考えています。
投稿: 僕のつぶやき | 2005年9月 2日 (金) 10時45分
13条の「個人として尊重される」だの24条の「個人の尊厳」だの言っていては戦争はできませんから、本当に9条とセットです。
明日、会場でお目にかかれたら嬉しいです。事前申し込みなくても参加できますから、お友達も誘ってきてください。
投稿: たかがい千代子 | 2005年9月 2日 (金) 11時26分