介護保険報酬改定
私の母は一昨年12月に緊急入院、その後2度の転院をし、現在徳島市内の介護療養型病院でお世話になっています。介護保険法の改定により自己負担が引き上げられることから、昨日、病院で説明会が開催されました。
今年の国会に介護保険法「改正」案が提出されるということで、私も昨年末からマイクを通じての訴えや署名もずいぶんお願いしてきましたが、国会ではいとも簡単に可決され、介護保険施設などの利用料は今月から変わることになったのです。要介護5の母は、居住費と食費が全額自己負担となることにより一ヶ月27,600円の負担増になり、毎月約10万円を支払わなければなりません。お金がないから自宅でと考えても、寝たきりで毎日治療が必要な母を看ることはとてもできない話です。
さらに、不思議なのは今回の改定では、病院に対しても入院費約5,400円、食費約22,200円の支払いが減額されるそうです。つまり、入院患者は月27,600円の負担増になり、病院は介護報酬が月27,600円減額されるというのです。加えて、来年4月の診療報酬改定も控えているようです。
小泉改革は「少々の痛みは我慢して」と言いましたが、実態は「激痛」で倒れ込みそうです。
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