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2005年11月29日 (火)

地球温暖化

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   吉野川市にて 
                 那賀町木沢地区にて
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 新社会党徳島県本部の県内キャラバンは、毎年11月下旬ごろになります。後半になってくると大抵コートを着てマイクを握ることになります。ところが、今年はコートの出番がないままに終了しました。私は4日しか参加していませんが、全日好天気に恵まれてコートどころか窓を開けて走るほどでした。
 地球温暖化が問題になっていますが、本当に今年の暖かさは異常です。先日、ラジオで、「地球温暖化」と訳したことが人々に危機感を抱かせなかった原因だと述べている人がいました。温暖と言えば暖かくて暮らしやすいイメージを持ってしまう、熱帯化と言っていればもっとみんなが気を付けるだろうにという話でした。

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2005年11月24日 (木)

徳島市交通労働組合大会

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 昨日は、徳島市交通労働組合第66回定期大会にお招きいただきました。何と来賓者16人うち挨拶が14人という状態でしたから、県本部結成以来10年今週で440回を数えた「月曜の声」に対して、バスの走行にご迷惑をおかけしているにもかかわらずエールを送ってくださることへのお礼だけ申し上げました。
 「これから寒うなるけん気いつけてな」と何人もの方に声をかけていただき、本当に嬉しい時間をいただきました。
 

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2005年11月23日 (水)

たかが一万円

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   組合員120人が参加

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     幾田副委員長と児島書記長

 昨夕、徳島市農協労組の大会にお招きいただきました。大会2部の懇親会の冒頭に1人1分という制限付き挨拶だったので、「たかがいちおくえん」の話から一億円をたかがとはとても思えない働く人たちのくらしと平和を守るためにがんばる決意を申し上げました。ところが、横に座っておられた春田洋委員長から「たかが一万円の話、おもしろかったなあ」と言われてしまいました。話の上でさえ、一億円と言えずに一万円になってしまう金銭感覚に笑い合ったものです。

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2005年11月22日 (火)

たかが一億円

 「末は博士か大臣か」という言葉があるので、私は少し前まで博士とはエライ人だと思っていました。ところが、阿南高専建設システム工学科教授である実兄・湯城豊勝(ゆうきとよかつ)が工学博士になった時、少し認識を改めました。兄が我が家に来るのは徳島市内で飲み会に参加した後に泊まる時で、いつも「酔っぱらいのおじさん」です。その「酔っぱらい」が「博士」なのですから、私にとっては驚きです。さて、その兄が学生達に毎日メールを送っています。その様子は、一昨年の徳島新聞「人」欄に紹介されています。私にも送信してもらっているのですが、なるほどと思う日もあったり、お説教くさい日もあります。
 そのデイリートーク11月20日付けで以下のような文章が送られてきました。タイトルは「たかが一億円」です。

 先日、私をかわいがってくれた叔父が亡くなった。親類の中学生が通夜からの帰途、車の中で母親に「今夜来ていた人の中に凄い金持ちの人がいるんだね」と質問した。「なぜ?」と聞くと、「たかが一億円です」と言った人がいるらしいとのこと。よく聞くと私の実妹のことであった。彼女は結婚して私とは姓が違うので高開千代子である。初対面の人に「たかがいちよこです」と言っているのを、事情を知らずに隣でぼんやり聞いていた子どもには「たかがいちおくえんです」と聞こえたらしい。事実に反する痛快な聞き間違いである。


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2005年11月20日 (日)

9条と24条はクルマの両輪

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  男女共同参画社会をすすめる会第3回総会

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   第45回いのちとくらし・平和を守る女性集会

 横山ノック元大阪府知事セクハラ裁判の被害者弁護団長を務めた石田法子弁護士に大阪から来ていただき、昨夜と今日の2回お話をいただきました。女性で初めて大阪弁護士会の副会長に就かれた方でもあります。
 昨夜の「すすめる会」総会記念講演では、「バックラッシュの流れ」というテーマで、男女平等の流れとバックラッシュの動き、それに私たちがどう対応していくかなど、ご自身の弁護士活動ともからませて述べられました。
 今日の「女性集会」の講演テーマは「9条と24条はクルマの両輪」。とくに自民党新憲法草案のねらいについて現行憲法と案文を対照しながら説明いただきました。また、今回の案では、24条は私たちの運動でそのまま残ったようにみえるけれども、96条の改正手続きの緩和をしてしまえば後からどうにでもなると思ってのことなので決して油断できないとのことです。
 講師には昨夜の交流会までお付き合いいただきお疲れだったと思いますが、主催者側の私には大変有り難かった2日間でした。 
 

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2005年11月17日 (木)

県内キャラバン実施中

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 今月13日から秋の県内キャラバンを始めています。憲法9条を守ろうとのアピールと同時に、介護保険制度や医療制度の改悪についても触れています。
 戦争をする国になるということは社会のあり方を根本的に変えてしまうことです。今、一番大切なものは「いのち」ですが、戦争をするようになれば一人ひとりのいのちより「国」が大事になってしまいます。戦争ができる国になるためにはたくさんのお金が必要なので福祉は一番に切り捨てられてしまいます。だからこそ私たちの命とくらしを守るためには平和であることが大前提です。
 今日は勝浦郡へ行ってきましたが、紅葉狩りに行ったかと勘違いしそうなほど景色を堪能してきました。

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2005年11月16日 (水)

労組大会二つ

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  第16回全山労池田支部定期大会


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     2005年度西部地区労青年婦人部定期大会

 今日は池田町での労組大会でのご挨拶が昼と夕方と続いてありました。全国山林労働組合池田支部は、写真の後ろ姿でもわかっていただけると思いますが、高齢の方が多い組合です。組合員105人のうち出席者90人という資格審査報告には驚きました。一方、夕方の西部地区労働組合評議会青年婦人部は名前のとおり若い方達の参加です。
 お葬式続きで少し疲れていたのですが、参加者から「徳島市内に妹がいます」とご紹介をいただき、昨夜、ある講演会で聞いた「ついてる、ついてる、ついてる」の言葉をつぶやきながら元気いっぱいで帰ってきました。

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2005年11月11日 (金)

トンネルと橋の工事見学会

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 担当者からトンネル工事の概要説明、トンネルの上は文化の森

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   工事中のトンネルの行き止まりまで案内いただきました

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     吉野川河口干潟をまたぐ大橋の橋脚

 国土交通省徳島河川国道事務所による、「徳島外環状道路」の「法花トンネル(仮称)」と「東環状大橋(仮称)」の工事見学会があり、あいにく雨になりましたが、公募による20人が参加しました。この工事の目的は、徳島市内の渋滞解消や交通事故、CO2の削減といった生活環境の改善が目的とのことです。便利さと引き替えに奪われる自然環境に心を痛めながら説明を聞いてきました。
 また、かつて工事中のトンネルは「女人禁制」で、労働省の監督官でも新聞記者でも女性は立ち入れなかったものですが、時代は確実に動いていることを感じました。 

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2005年11月 8日 (火)

知的財産タウンミーティング

 今日も一日遅れの報告になりますが、昨日、「知的財産タウンミーティングin徳島」が日本弁理士会と徳島県の主催で開催されました。商標法の一部が改正され来年4月1日から「地域団体商標」制度が導入され、今まで知的財産の保護が十分行き届いていなかった特産品や観光資源などが保護されるようになることに伴い、徳島ブランドの将来を考えることを目的に開かれたものです。
 まず、「商標法改正による地域ブランド制度について」のセミナー。続いて、上勝町「いろどり」の横石知二さん、佐那河内村「ももいちご」開発販売担当の岩井公章さん、日本ブランド戦略研究所代表取締役社長田中章雄さんたちパネラーによる実務家と弁理士の視点を織り交ぜた「地域ブランドで徳島県はこう変わる」と題したパネルディスカッション。さらには、商標制度をわかりやすく説明した寸劇という欲張りなプログラムでした。
 商品を買ってもらうためにどうするかの話から「高開千代子」をどう売り込むかのヒントをいただいて帰りました。

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2005年11月 7日 (月)

ヒトラー~最後の12日間~

 「徳島で見れない映画を見る会」の会員になっているのですが、例会日と私の相性が悪くてめったに見ることができません。11月例会は「ヒトラー~最後の12日間~」だったので、どうしても観たくて予定を入れないようにがんばって、昨日行くことができました。この映画は、ヒトラーの最期とナチスという組織の崩壊を描いたものです。
 敵の爆撃による死傷もナチスが治安のためにと市民を殺す場面も戦争の悲惨さを充分伝えるものであったし、敗戦を悟りながらも揺れ動くヒトラーや側近達の気持ちの描写も印象的でしたが、一番心に残ったのは「自業自得」という言葉でした。ナチスのプロパガンダを担ったことで有名なゲッベルスとヒトラー自身も、ベルリンにソ連軍が攻め込めば市民が犠牲になるから避難させるべきだという意見に対して「この国がこうなることを決めたのは国民自身だ。強制したわけではない。どんな状態になろうともそれは自業自得だ」と言い放つのです。確かにナチスは選挙で国会最大政党になり、その党首であるヒトラーが首相になったので、最初から独裁者として登場したわけではありません。
 それから60年、今の日本で「構造改革も、毎年の靖国参拝も、自民党結党50年に新憲法案発表することもみんな言ってあった。その私を大勝させたのだから、何があろうと国民の自業自得だ」と小泉総理が言っているような気がしてなりません。

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2005年11月 6日 (日)

能の魅力

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 昨日、安楽寺では千葉昭彦副住職のお話に続いて、観世流シテ方高橋京子さんから能についてわかりやすくお話いただきました。高橋さんは鳴門市に在住され、能楽観世流シテ方師範としてご活躍の傍ら、県内小中学校で総合学習の一環として「わかりやすく、楽しい能」の授業を展開されているそうです。
 昨日は、能の歴史に始まり、面や扇の種類と決まり事を教わり、さらに「高砂」をみんなで一緒に謡い、「筒井筒」や平家物語の「敦盛」の仕舞を見せていただきました。特に最後の「富士太鼓」のあらすじと仕舞には心打たれました。「太鼓の名手に富士と浅間という二人の楽人がいた。朝廷からのお召しが浅間にあったと知った富士は居ても立ってもいられず、妻の引き止めも聞かずに役を望んで都へ上る。その後、妻は夢見が悪く、不吉な予感を覚え、子を伴い都へ上る。ライバルの浅間は富士のふるまいが憎く富士を討ったと聞いた妻は仇を討つと太鼓を打つ」という話です。高橋さんは大学生のころにこの能を見たとき、女と子どもだから浅間に対して仇討ちができず太鼓を打ったと理解していたけれども、9.11テロの後、憎しみは憎しみの連鎖しか生まないことに気づき、浅間を討ったならば今度は浅間の遺族が自分達を仇だと打とうとする、それを悟った妻が太鼓を打ったと理解したと言われました。
 能が600年余りも続いてきたのは、単に技術を伝承しているのではなく、その時代時代で演じている人自身の人生を演じているのだとわかりました。
 

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2005年11月 5日 (土)

初心忘るべからず

 美馬町の安楽寺において副住職の千葉昭彦さんのお話を伺った後、観世流シテ方の高橋京子さんの仕舞をはさんでのお話も伺うことができました。あまりにも感動的な一日だったので、高橋さんのことは明日ご報告することにして、今夜は安楽寺のことと千葉副住職のお話をお伝えします。
 安楽寺はもと天台宗の寺院だったものが鎌倉時代に関東の武将が入寺し、浄土真宗に改宗したという歴史のあるお寺です。丹塗りの重層門は県下五大門の一つに数えられているとか。そのお寺に能舞台を作り、折々に公演をされているそうです。千葉さんは町づくりグループ「美馬未来塾」の委員長としてもご活躍で、お話は楽しく、また一言ひとことが心にしみ込みました。
 その中で一番最後に言われたのが「初心忘るべからず」という世阿弥の言葉です。よくこの言葉は使われるけれども初心にかえってはいけないというのです。以下、いただいた資料からの引用です。
 
 世阿弥の金言の中でも、この言葉ほど人口に膾炙したものも少なく、また誤解して伝えられたものも珍しい。世阿弥によれば、「初心」とは「初めての経験」「未熟な白紙の状態」をいうのであって、いわゆる「初志」の意ではない。「初心にかえる」とはかつての未熟な状態まで退歩することで、忌避すべき現象だった。--略--能役者の一生は初心の積み重ねであり、そのおのおのの体験を忘れずに保ち続けることが、終生の成功の秘訣--芸の限界を見せずに生涯を終える方策--とされているのである。決して後戻りを許さない峻厳な人生観を表明した言葉とも理解できる。

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2005年11月 4日 (金)

「九条の会 徳島」結成のつどい

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 日本国憲法公布から59年になる昨日、11月3日、「九条の会 徳島」が約1000人の参加者を得て結成されました。何度かお知らせしていますが、私はオープニングの朗読に出演し、「お郷ことば・憲法9条」での薩摩弁と澤地久枝さんの詩「2000年の秋に」を披露させていただきました。徳島新聞にも写真付きで掲載され、またテレビでは声も流されたらしく、多くの方から「見たよ」「聞いたよ」と言っていただきました。
 総会なので当然役員や活動方針などの確認も行われ、アフガニスタンで活動しているペシャワール会の福元満治事務局長代理の「国際貢献と憲法第九条」と題した記念講演やミニコンサート、「第九」の合唱と盛りだくさんの内容でした。
 お誘いしていた朗読サークルの方が今夜の講座の後で「今まで憲法を守るためにあなた達がんばってよと思っていた。でも、NGOの活動のすぐ横に9条があるんだとわかり、私たち一人ひとりが行動しなければいけないと思った」と言ってくださいました。とても嬉しかったです。

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2005年11月 2日 (水)

平和・国際協力・憲法

 徳島大学の学園祭「常三島祭」のイベントの一つとして、シンポジウム「どう考える?平和・国際協力・憲法」が開催されました。まず、鳴門教育大学講師の麻生多聞さんから憲法学会の立場から、今なぜ憲法9条を変えたいのかと言えば経済のグローバル化とアメリカの要求だと明快に説明されました。続いて徳島大学の饗場和彦助教授からは国際政治学の立場から、さらにはご自身がルワンダ、ボスニア、東ティモールなど紛争地で支援活動に実際に携わってこられた経験も踏まえて国際協力をどう考えるかの提起がありました。ルワンダのジェノサイドの写真も衝撃的でした。
 お二人のそれぞれの切り口からの提起はいつも鋭くかつ整理されているのですが、そのお二人の話を一度に聞くと今の私の頭の中では整理しきれない状態になっています。もっともっと理論も現実も勉強しなければと痛感しています。

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2005年11月 1日 (火)

命こそ宝

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 事務所に掛けているカレンダーは「沖縄・伊江島 阿波根昌鴻から平和へのメッセージ 命こそ宝」という映像文化協会から発行されたものです。10月は「団結道場とは学習を深め、真理を勉強し科学を学び、キリストの勇気を教え、釈迦の平等と慈愛(慈悲)、孔子の仁義、マルクスレーニンその他を学習する場所であります。」と書かれ、団結道場建設の様子を撮った写真が掲載されていました。
 今日から11月。新しいページを開けると「アメリカの花ん 真謝原ぬ花ん 土頼てい咲ちゃる 花ぬ清らさ 貧乏やぬ庭ん 金持ぬ庭ん えらばずに咲ちゃる 花ぬ見事」と書かれています。
 米軍普天間飛行場の移設案が沖縄の人たちの頭越しの日米交渉でまとめられました。戦後60年、今なお基地の重圧に苦しむ沖縄の問題を私たち一人ひとりが真剣に考えなければと思います。

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