« 2005年12月 | トップページ | 2006年2月 »

2006年1月29日 (日)

少子化を考える

s-DSCF1248

 午後、内閣府と徳島県の主催により、「少子化を考える国民の集い」が開催されました。白石真澄東洋大学経済学部助教授から「社会全体で子育て世代を応援しよう」とのテーマで基調講演を受けた後、保育園長、子育て支援のNPO代表らによるシンポジウムももたれました。
 働き方の見直し、行政や地域の支援、男女共同参画など方策が話されていましたが、私は根本的には雇用の問題だと考えています。私の周りにも非正規雇用であるが故に結婚に踏み切れない人がいます。1995年、日経連の「新時代の日本的経営」で2000万人の雇用の流動化が打ち出され、どんどん正規から非正規労働者への置き換えが進行しました。「なぜ、子どもを産まないのか?」、出生動向基本調査を見ても一位は経済的理由です。「産めよ増やせよ」と一時金を支給するようなごまかしでは解決しません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年1月28日 (土)

「行列」の住田裕子弁護士講演

s-DSCF1229

 徳島市の「2005フェスティバルあい」のメインイベントとして、今日は住田裕子さんの「輝いて生きる、さあチャレンジ!」と題しての講演会がありました。ご自身のダイエットの話で聴衆をまず引きつけ、「行列のできる・・・」の人気の分析、最後には聖徳太子の八百万(やおよろず)の精神、釈迦の天上天下唯我独尊を引き、「自分を大事に、人を大事に、人との交流を大事に」と締められました。
 テレビの人気で多くの方が参加されたかと思いますが、全省庁初の女性秘書官を務めた経歴の持ち主、現在は内閣府男女共同参画会議議員としても活躍中の住田さんの話は男女共同参画に全く興味のなかった方達にも十分伝わったと感じました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年1月26日 (木)

モラエス

s-DSCF1220

s-DSCF1218

 知人が徳島逓信病院に入院しているので、時々、顔を見にいっています。その逓信病院の駐車場と道路をはさんだ所にモラエス像が立っているのに最近気づきました。
 モラエス(本名ヴェンセスラウ・デ・モラエス/1854年~1929年)は、日本をこよなく愛した、徳島を代表する文化人の1人と言われています。ポルトガルのリスボン市に生まれ、海軍学校を卒業したのち、中国のマカオ港務局副司令に。その後、来日して神戸で副領事、総領事を務め、退職後は亡き妻福本ヨネのふるさと徳島に永住しました。眉山のふもと伊賀町の長屋で執筆活動をし、明治・大正時代の徳島の風習を紹介した数多くの著書を残しています。
 一昨年はモラエスの生誕150年ということで、私が教わっている朗読の教材に彼の「おヨネとコハル」「徳島の盆踊り」が選ばれたこともあり、今日はじっくりとお顔を拝見してきました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年1月24日 (火)

第20回人権啓発研究集会

s-DSCF1212

   s-DSCF1214

 今日、明日の2日間、徳島市内の数会場で人権啓発研究集会が開催されていますが、今日の全体会はアスティ徳島で行われました。私も実行委員会団体として壇上に座らせていただきましたが、伺ったところでは全国各地から2500人、全体では4000人もの参加ということでした。
 開会行事に引き続き、ジャーナリストの斎藤貴男さんから「日本はどこに向かうのか?~市民の力で創る人権社会~」と題する講演がありました。アメリカの軍事戦略に組み込まれ、日本の軍事化が進み、「戦争と差別と監視が日常的にある国作り」に向かっている。今、平和で平等で自由な社会かと言われれば、そうではないが、でも立前上はそうなっている。今、その立前すら投げ捨てる発想が蔓延している。スタート地点が違うのに競争社会だから負けたのは自己責任とされている。そして、「負けた人」はもっと弱者を差別するようになっている。平和と平等は人権の砦であると、分かりやすく力を込めて話されました。
 また、特別報告では、阿波木偶箱廻しを復活する会による三番叟の実演を見せていただきました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年1月19日 (木)

あすなろ農園

 昨日、イラクのことを書きましたが、もうすぐイラク開戦からまる3年になります。徳島では2004年、05年と、開戦の3月20日に政党やさまざまな団体の枠を乗り越えて実行委員会を構成し、「3.20平和のためのWorld Action徳島」を開催してきました。
 今年は、「それまでに外国占領軍も自衛隊も引き上げていれば取り組まなくていいね」と言っていたのですが、残念ながらやらざるを得ません。先日、第1回の実行委員会を開催しました。
 この間、その実行委員長を担っているのが宮崎路子さんです。33歳、愛知県出身、現在、阿波市で夫の克哉さんと安全で美味しい食にこだわる「あすなろ農園」を営んでいます。野菜、卵、お米、無料配達していますのでホームページをご覧の上、ぜひご注文ください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年1月18日 (水)

リバーベンドの日記

 アメリカ軍によるイラク爆撃にも自衛隊がサマワに駐留し続けることにも多くの人が慣れてしまったのか、「占領軍は引き上げろ!自衛隊は帰れ!」の声が少なくなった気がしてなりません。でも、イラクからは悲しみ、憤りの日記がずっと届き、私たちに真実を伝え続けてくれています。日記を読む度に、「声を出すのをあきらめるのは現状を認めること」だと突きつけられている思いがしてなりません。以下、書き出し部分の引用です。

============================
戦火の中のバグダッド、停電の合間をぬって書きつがれる若い女性の日記『リバーベンド・ブログ』。イラクのふつうの人の暮らし、女性としての思い・・・といっても、家宅捜索、爆撃、爆発、誘拐、検問が日常、女性は外へ出ることもできず、職はなくガソリンの行列と水汲みにあけあけくれる毎日。「イラクのアンネ」として世界中で読まれています。すぐ傍らに、リバーベンドの笑い、怒り、涙、ため息が感じられるようなこの日記、ぜひ読んでください。(この記事は、TUPとリバーベンド・プロジェクトの連携によるものです)。
http://www.geocities.jp/riverbendblog/
 転送転載大歓迎です。
     (TUP/リバーベンド・プロジェクト:池田真里)

 ============================
2006年1月4日 水曜日

2006年…
 
 さあ、2006年最初の週になった。「6」は何の象徴なのかしら? たとえば…1時間通電したあとの6時間の停電?それとも…2005年より3倍も高いガソリンを買うのに6時間並んで待つこと?それともうちの近所だけで1日に平均6回爆発が起こること?

【長いので以下省略しています。ぜひ全文を読んでくださいhttp://www.geocities.jp/riverbendblog/ 】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年1月15日 (日)

男の育児、泣き笑い

s-DSCF1190

 徳島市フェスティバルあい実行委員会と徳島市では、誰もが自分らしく生きられる男女共同参画社会の実現を目指し、1月7日(土)~29日(日)までの約1ヶ月間「2005フェスティバルあい」を開催しており、期間中、さまざまなテーマでの講演会やミニイベントが実施されています。
 今日は「男の育児、泣き笑い~~育児休業・育児参加体験者に聞く」と題して講演会と意見交換会がもたれました。講師の平野哲郎さんは、現在龍谷大学助教授ですが、大阪地裁判事補だった2001年10月から男性裁判官で初めて育児休業を取得した方です。
 休業について「難しいと思う」と述べ、遠隔地に転勤になった同僚の話をして「休業を取って3年間不自由な思いをするのはいかがか」と暗に翻意を促したり、「休業前後は職務に精励し、できる限り周囲に迷惑をかけない」との上申書を書かせるなどの上司からの有形無形の圧力によって、育休半年取得後には退官せざるを得なかったそうです。
 法律のまさに専門家の職場である裁判官の職場で、育児休業法施行後10年も経っていながらこれでは、男性育休取得率0.56%(女性は70.6%)という数字はなるほどという感じです。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

I(アイ)女性会議

s-DSCF1179

 昨日は私が事務局長を務めているI(アイ)女性会議徳島県本部の総会と旗開きでした。I女性会議は「憲法をものさしに」行動しようと結成され35年になる全国組織です。以前は日本婦人会議という名前でしたが、5年ほど前に名称変更しました。正式には「I」は筆記体で書きます。なぜアイなのかとよく質問されますが、アイは私・女の目・友愛を意味しています。それにしてもこの写真、何も残っていないことに感心します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年1月12日 (木)

自治労各単組女性部長会議

s-DSCF1166

 県内自治体労働者で組織されている自治労の単組女性部長会議の学習会に招かれました。講演テーマは「なぜ、男女平等の流れを逆行させようとするのか」、90分間、熱心に聞いていただきました。戦後のとくに1975年の国際婦人年以降の流れから昨今の国や各地方議会の動きなど説明し、平和と平等は切り離せない一つのものであることを話させていただきました。
 基調提起では地域給や査定昇給制度の導入の問題点、市町村合併で労働条件が大きく変わっていることなどが言われていましたが、私が痛感したのは合併により単組が減り部長数も減っていることでした。県内全体の役員数が減れば、それだけ会議や学習の場に参加する人が減り、つまり社会の矛盾に気づく人が減ることになります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年1月 8日 (日)

旗開き

s-DSCF1131
  
  s-DSCF1163

 昨日は新社会党徳島県本部執行委員会に引き続いて旗開き、今日は八の日行動と、いよいよ今年の活動も本格化してきました。
 旗開きには多くのご来賓のご出席もいただき、元気いっぱい今年の活動のスタートを切りました。特に今年は合併に伴う市町議会議員選挙が春に集中することから、青年委員会の皆さんが立候補予定者と会場が一体になるゲームを用意してくれたので、楽しくしかもしっかりと完全勝利への決意を固めあうことができました。また、昨年から前年の活動を振り返るスライド映写をし、画面に登場した人にコメントを述べてもらう企画を入れています。本当にさまざまな方に支えていただいての活動だと感謝の気持ちを新たにしました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年1月 4日 (水)

貯金事務センターでご挨拶

s-DSCF1117

 2000年に退職するまで私は28年間徳島貯金事務センター(旧徳島地方貯金局)で働き続けました。今でも算盤をおいて(計算することを言い、置くわけではありません)いたり、課長と言い争っている場面を夢に見ることがあり、よくよく貯金局時代が身体に染みこんでいると我ながらあきれてしまいます。
 今朝は、その事務センター前でプラスターを持って、出勤される方達への新年のご挨拶をしました。2階窓からの総務課のチェックは相変わらずで、民営化だ、JPSだと言っても体質は変わっていないことを感じながら45分ほど立ちました。敷地に入らないように気をつけて立っている私も当局のことをどうこう言えないほど相変わらずですが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年1月 1日 (日)

心からおめでとうと言えるように

s-DSCF1088

 新年明けましておめでとうございます。
 「おめでとう」と言いつつ、年収200万円以下の労働者が2割を超し、貯蓄のない世帯割合は23%、生活保護100万世帯超、自己破産20万件、自殺者3万人超など国民の生存権は奪われ、さらには憲法9条を変えて命までも奪われようとしています。心から「おめでとう!」と言える社会にするために今年もがんばります。どうぞご指導ご支援をお願いいたします。
 
 さて、お正月と言えば年賀状がつきものです。夫は集配労働者なので結婚して28年間、年末年始は忙しいのは当然承知していました。しかし、今年は驚きました。昨夜31日、夫の帰宅時間は21:35という最遅記録、さらに「明日は6:30出勤、隣の課は6:00」と言うのです。おかげで徳島中央郵便局前での新年の挨拶のビラ配り、5:40から1時間半という私の最早記録も樹立されました。真っ暗な中、紅白の幕が張り巡らされ、万国旗が翻っているのがかすかに見えるでしょうか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2005年12月 | トップページ | 2006年2月 »