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2006年2月27日 (月)

行列の丸山弁護士

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 徳島市主催の「人権を考える市民のつどい」がありました。少し遅れての参加となったため、ずいぶん後方の席となり、写真は「何?」という感じになってしまいました。講師は行列の丸山和也弁護士、演題は「くらしの中の人権」。先月28日の住田弁護士の時も感じましたが、テレビに出て知名度の高い講師の場合には参加者が多いようです。今日は約1200席の会場が満員となっていました。
 肝心の中身ですが、対震偽装問題の姉歯さんのこと、ライブドアの堀江さんのこと、自身の100キロマラソンやCDデビューと幅広くおもしろくしゃべっていましたが、どうもテーマにそっていたとは言い難いものでした。講演会の主旨、演題から考えて比較すれば、私は文句なしに住田弁護士が勝っていたと思います。

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2006年2月26日 (日)

延命治療

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 NPO法人協働プランニングNIMS(ナイムス)設立一周年記念特別講演会が催され、「いきいき生きる高齢社会」というテーマでホルム麻植佳子さんが話をされました。
 講師は日本専売公社東京病院高等看護学院、佛教大学英文科卒。ウプサラ大学外国人医療従事者スエーデン語コースなど終了。スウェーデン等各国で医療活動に従事した実績を持ち、現在、大学講師や(株)ビジケアサービス代表取締役などを務めておられる福祉と医療の専門家です。
 重いテーマであるにも独特の楽しい話術で、日本の現状と課題について多くの提起をされました。スエーデンでは75歳以上の患者には延命治療をしないということを法律で決めているというのは驚きでした。具体的には①昇圧剤②心臓マッサージ③挿管④カウンターをしないことで自然死を迎えるということのようです。死生観、医療制度などが違うので一概に比較はできませんが興味深い話でした。
 日本は寝たきり、長患い、認知症が諸外国に比して何倍にもなっているという数字には、入院生活2年余の実母の姿が重なり、胸の痛む思いで聞きました。
 
 
 

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2006年2月23日 (木)

ファルージャ 隠された虐殺

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 昨夜、ふれあい健康館において、「3.20平和のためのWorld Action徳島」実行委員会主催の「ファルージャ 隠された虐殺」の上映会が行われました。概要は今月2日の記者会見の記事でお伝えしていますが、何度見ても生々しい映像です。昨日は雨にもかかわらず、150人もの方が足を運んでくださいました。
 実行委員会ではこのDVDを無料配布し、無数の上映会を開催してもらい、3月19日のピースウオークに一人でも多くの方に参加してもらおうと取り組んでいます。

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2006年2月22日 (水)

馥郁たる香り

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 「梅一輪 一輪ほどの あたたかさ」 (服部嵐雪)、というよりも今日は春を思わせる暖かさでした。訪問先のお庭で梅が咲いていました。馥郁(ふくいく)たる梅の香りと言いますが、「とても良い香り」という意味だそうです。でも、この馥郁という言葉、梅以外には使われないような気がします。
 その馥郁たる香りに気持ちがほころび、一枚写させていただきました。

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2006年2月19日 (日)

第5回干潟塾

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 昨夜、とくしま自然観察の会主催の「干潟塾」が久しぶりに開催されました。遅れての参加となったのですが、「吉野川河口保全と橋・道路・まちづくりを考える」というテーマで熱心にさまざまな角度から討論されていました。今、吉野川河口1.5㎞の地点に東環状大橋がだんだん大きな姿を現してきています。さらに、もう一本、河口入り口にマリンピアのインターチェンジにつながる高速道路の橋も架けられようとしています。早く目的地に到着できるという利便性を自然や景観という物差しでははかりようがないし、またその逆のことも言えます。
 ただ橋の影響云々よりも多くの人が河口に二本の大きな橋が架けられようとしていることすら知らないというのが問題だと私は感じました。

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2006年2月18日 (土)

女性の働く権利確立強化月間

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 午後、自治労女性部の「女性の働く権利確立強化月間西部ブロック学習会」に招かれて、美馬市に行ってきました。問題提起のあと、分散会にも参加させてもらいました。 
 既に合併した美馬市は財政難だということで4月から3年間、手当も含めて賃金が5%減になるそうです。来月合併を控えている三好市では人事異動が原因で退職者が出ているようです。それぞれの労働組合ががんばって勝ち取った諸権利も合併を機になくなっているところもあるようです。「住民も含めて合併をして良くなったという声は聞こえてこない」ということが殆どの分散会報告で出されていました。わずか1年余りなのに、合併が過疎の進行に追い打ちをかけている状況なども出されていました。
 合併はバラ色のように宣伝され進められてきましたが、早くもあちこちで綻びがあらわれているようです。

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2006年2月15日 (水)

第2回口頭弁論

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 12月26日に報告した「郵政公社の不当処分を取り消させる」裁判の第2回口頭弁論が13日に高松地裁でありました。終了後の集会で、弁護士から裁判状況の説明を受けた中で、今回本人の意見陳述が実現したのは傍聴者がたくさんいたことが大きな後押しになったと言われました。本人からは「民営化に向けて大変な職場状況で投げ出したい気持ちになる時もあるが、職場に労働者の誇りを取り戻すために頑張る」と決意表明がありました。
 次の口頭弁論は5月24日です。

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2006年2月11日 (土)

2.11徳島集会

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 2.11「日の丸・君が代・天皇制を考える」徳島集会があり、コリアNGOセンター運営委員長の郭さんが「平和と共生の時代のために~在日コリアンの視点から~」というテーマで講演をされました。
 在日コリアン三世であるという郭さんは、自身の子ども時代のことから入り、■今の日本という国のあり方、■人口動態から見る日本の多民族化、■日本政府の外国人政策の歴史的変遷、■いま東アジアはどう動いているのか、の柱で話され、これから日本が生き残ろうと思えば東アジアを考えるしかない、その時の日本のビジョンに不可欠なものは「平和」と「共生」である、と結ばれました。
 お話の中で、マルセ太郎さんの言葉として紹介された「記憶は弱者にあり」という言葉がとても印象に残りました。あわせて「記録は権力者のものである」ことも述べられました。

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2006年2月 8日 (水)

八の日行動

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 今週の「月曜の声」はちらちら雪が舞い、今朝の「八の日行動」は冷たい雨となりました。「八の日行動」は1941年12月8日のアジア太平洋戦争に日本が突入した日を忘れないための反戦平和行動として毎月取り組んでいます。徳島では1982年の12月8日から始めたので24年目になります。
 今朝は「ああ、今日は月曜でなしに八の日の行動じゃな」と言ってくれた方が2人、「勝瑞でもろてもう読んできたでよ」と声をかけてくれた方が2人。勝瑞駅での八の日行動は湾岸戦争勃発の年に徳島駅以外にも行動を広げようとの声で始まったものです。両駅で同じビラを配っていることをわかってくださっている言葉に寒さも忘れました。
 でも、午後は雪が激しく降り始め、やはり寒かったです。大きなぼたん雪でした。

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2006年2月 5日 (日)

「九条改正」とマスメディア

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 「九条の会徳島」講演会が、藤森研さん(朝日新聞論説兼編集委員)を講師に開催され、主催者の準備を上回る130人余の参加がありました。このところ、憲法改正をめぐる政治情勢については聞く機会が多いのですが、今日はマスメディアに仕事として関わっている中でつかんだり分析したり感じていることなど興味深く聞かせていただきました。
「なるほど」と思うことはたくさんあったのですが、その一つ。例として読売4月8日紙面、面接1795人。
●戦争を放棄し、戦力を持たないとした憲法9条をめぐる問題について、政府はこれまで、その解釈や運用によって対応してきました。あなたは、憲法9条について、今後、どうすればよいと思いますか。
・これまで通り、解釈や運用で対応する 27.6
・解釈や運用で対応するのは限界なので、憲法9条を改正する 43.6
・憲法9条を厳密に守り、解釈や運用では対応しない   18.1

これをさっと見ると改正賛成が43.6で改正派が多いと思います。でも、上下の二つはいずれも明文改正に反対です。合わせれば45.7になり、反対派が多いことに気づきます。騙されないようにご用心!


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2006年2月 3日 (金)

恵方巻

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 今日は節分です。スーパーマーケットや寿司のチェーン店でも盛んに「恵方巻」(えほうまき)の宣伝がされています。節分の夜にその年の恵方(歳徳神の在する方位)に向かって、巻き寿司をまるかぶりすると幸運がめぐってくるのだそうです。縁が切れるので切ってはいけない、また無言で黙々と食べる決まりだとか。
 でも、私の小さな頃にはこんな風習はありませんでした。調べてみると、江戸時代末期から明治時代初期にかけて、大阪・船場の商人による商売繁盛の祈願事として始まったものが、明治時代に一旦廃れ、1977年に大阪海苔問屋協同組合が道頓堀で行った海苔の販売促進行事で復活し、1998年からはコンビニで全国販売となったそうです。ちなみに今年の恵方は南南東です。
 明日は立春。訪問先の陶器屋さんに臘梅(ろうばい)と早咲きの桜が生けられていました。

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2006年2月 2日 (木)

「ファルージャー隠された虐殺」 

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  左から宮崎路子実行委員長、本田耕一県議、矢野和友元県議

 先日、今年の第1回「3.20平和のためのWorld Action徳島」実行委員会のことを書きましたが、30日に2回目の会議を持ち、今日はマスコミ各社への記者会見となりました。
 今年は、イラク開戦の3月20日が平日になるため、前日の19日(日)藍場浜公園スタートのピースウオークをメインとします。まず今月22日19時より徳島市のふれあい健康館で「ファルージャー隠された虐殺」の上映会をし、それを見た人にそのDVDを使い県内各地で上映会を開いてもらおうという企画です。
 この映像はRAI(イタリア放送協会)が昨年11月に放送したもので、アメリカ軍がファルージャ攻撃の際に、民衆を白リン弾とナパーム弾で大量虐殺し、あるいはゲームのようにねらい打ちをしている場面などで構成されたドキュメンタリーです。
 一人でも多くの方に見ていただき、私たちの国がこの戦争を支持していることの意味について考え、3月19日の行動に参加してもらいたいものです。

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