ダイスをころがせ!
先日、待ち合わせに少し時間があったので久しぶりに本屋さんに立ち寄りました。前から読みたいと思っていた真保裕一さんの「ダイスをころがせ!」があったので文庫本(上)(下)を即購入。地盤、看板、鞄のない34歳の男性が、無党派で衆議院選挙に立候補するという話です。身につまされたり、ほんなことはないよと思うところもあったりですが、一気に読み終えました。
なぜ「ダイスをころがせ」なのかは、彼の初めての街頭演説で語られます。「朝早くからこんな街角に立って何になるのか、政治をおまえ一人の力で変えられるはずがない、そう思われる方も多いと思います。しかし、有権者が変わっていかなければ、今の政治は変えられません。我々国民にとって、選挙こそが自らの意志を示す、ほとんど唯一と言っていい機会です。しかし、選挙の投票率は目も当てられないほどに低くなっています。政治への無関心は、将来の日本、ひいては子供たちの世代への無関心にもつながっていきます。秋浦市の皆さん、どうかよく考えてください。将来の政治を、未来の日本を変えるかもしれない一票を、我々は等しく手にしているのです。手にしたサイコロに気づかず、いつまでも握りしめていたのでは何ひとつ始まりません。まず、手の中のダイスを振って意思表示をする、それが第一歩ではないでしょうか」と。
ダイスを振ってもらうための私たちの働きかけも考えさせられました。
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コメント
いい言葉ですね。
まずはやってみるということを伝えるわかりやすい言葉です。
教育も政治も、誰かが変えようと思って初めて変わるものですよね。
僕は教育から政治を変えます。
高開さんもがんばってください。
アントレ
投稿: アントレ | 2006年5月25日 (木) 21時08分
ありがとうございます。アントレさんのブログも拝見しました。子どもたちにどんな未来を手渡すのか、私たちの大きな責任だと思います。ますますのご活躍を応援しています。
投稿: たかがい千代子 | 2006年5月26日 (金) 11時16分