美空ひばり 平和をうたう
ここ数年、「一本の鉛筆があれば戦争はいやだと私は書く」と、美空ひばりさんが歌った「一本の鉛筆」にちなんでの「一本の鉛筆 夏の会」にお誘いいただき参加しています。
先日の「週刊新社会」に、その「一本の鉛筆」をなぜひばりさんが歌ったのかを探った本のことが紹介されていたので、事務局の竹井敏行さんにお知らせしました。流石に竹井さん、すぐに出版社から取り寄せ読まれたとのこと。私もお借りして読んでみました。
著者の小笠原和彦さんは、登山家の椎名一夫さんからひばりさんが反戦歌を歌ったことを聞き、信じられず調べ始めます。でも、彼女のことを書いた本はたくさんあるのにそのことに触れたものは殆どなく、古賀政男、川田晴久、竹中労と誰が歌わせたのかをたどっていきます。そして、最後には意外な人物に到達します。
あとがきで著者は10年前に書かれた本が今年日の目を見たことについて、「・・・世の中がきな臭くなってきたからだ。・・・・戦争を二度と繰り返してはならない。還暦を迎えた私のささやかなメッセージである」と書いています。
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