みなまた海のこえ
とくしま社会保険センター「朗読」講座生による発表会、回を重ねて今日は第10回となりました。今日も100人以上の方が耳を傾けてくださいました。今期は今まで以上に欠席ばかりなので、どこで聞かれても「森君代先生の不肖の生徒ですが」と言い訳をしている私は、石牟礼道子さんの「みなまた海のこえ」を選びました。今年は水俣病公式確認から50年にあたるということと、内容のある作品でなければ下手な私では伝えられないということで迷わずこの作品に決めました。
半世紀を経て水俣病の風化が言われる一方で、今も、未認定患者の救済、補償問題は解決のめどさえ立たず、認定申請や集団訴訟が起こっています。また、水俣病以降も薬害被害やアスベスト被害なども放置され、とても水俣病の教訓が生かされたとは言えません。人のいのちや健康よりも企業のもうけを優先する政府の姿勢は残念ながら変わっていないようです。
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コメント
綺麗に写ってますね。
朗読って難しそうだし、恥ずかしいですね。
僕は緊張してしまいそうです。。
投稿: アントレ | 2006年10月 1日 (日) 15時00分