山川菊栄からのメッセージ
労働大学から最新刊の「自由に考え、自由に学ぶ 山川菊栄の生涯」が送られてきました。著者は私の敬愛する鈴木裕子さん(写真は今年3月にお会いした時のもの)です。一気に読了とまではいっておりませんが、山川菊栄研究の第一人者である鈴木さんの筆の冴えは流石です。
「菊栄がめざした社会は一口にいうと自由で平和で差別のない社会であったと思います。そのために菊栄は若いときから、女性解放運動と労働者解放運動の結合をめざし、性的抑圧、階級的抑圧を撤廃し、差別のない社会づくりに精力をそそぎました。また日本植民地下にあって苛酷な差別と搾取を受けている、朝鮮・台湾や、日本はじめ欧米列強の侵略で苦しんでいる中国などの人びととの連帯の道をさぐり、まず日本民衆の民族的偏見の除去に努めました。」(おわりに より)
山川菊栄からのメッセージを今こそ私達は真剣に受け止めねばならないと思います。お奨めの一冊です。
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