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2007年11月17日 (土)

学力とは何か?

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 「学力テスト・学力問題を考える」をテーマに、第28回教育文化フォーラムIN徳島が国民文化総合研究所と徳島県教職員組合の主催で開催されました。
 まず1961年からのいわゆる「学テ闘争」を闘った経験をもち、現在、香川県退職教職員協議会会長の大林浅吉さんから当時の報告を受け、続いてのシンポジウムは、都留文科大学教授の福田誠治さん、中学3年生の保護者、小学6年の担任教師、そして大林さんをシンポジストに、専修大学教授の嶺井正也さんをコーディネーターに進められました。
 今回の学力テストについてそれぞれの立場からの話ももちろん興味深かったのですが、「競争やめたら世界一~フィンランドの教育」などの著書を持つ福田さんの話には驚かされました。16歳までテストがないフィンランドと、「点数でしか学力を測れないと思っている」「テストに出そうなことを学び、ついた力を学力と思っている」「テストに出そうなことしか勉強しないのは当たり前」の日本の比較が行われ、学力というものに対する考え方が全く違うと説明されました。「自ら学ぶことを教育の最終目標とするという」言葉も印象的でした。
 県教組の主催と聞くと、教育基本法、有事体制などと結びつく「いつもの話」と思って参加したのですが、とんでもない、学力とは学校教育(子ども)だけでなく、私自身の問題でもあることがよく解りました。

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