生きるために。もうガマンしない。

　いつもなら新政権の誕生に関するニュースが続くのでしょうが、小泉純一郎元首相が次期衆院選には立候補せず、政界を引退する意向を明らかにするし、中山成彬国土交通相が日本教職員組合などをめぐる一連の問題発言の責任を取る形で辞任するし、麻生新総理の影が少しかすんでいるようです。それでも、解散、総選挙へと「動きは進んでいくのでしょう。

　新社会党は、兵庫一区で原和美本部副委員長が立候補を予定しています。2003年以来、5度目の国政選挙への挑戦に頭が下がります。27日には決起集会と街宣行動等があったので、せめて激励の言葉でもと思って応援に行ってきました。「生きるために。もうガマンしない。」をスローガンに掲げ、広がる貧困と政府の無策への怒りを込めて訴える原さんの話に共感する声がたくさん聞かれました。

　昨日は、社民党の福島みずほ党首がＪＲ徳島駅前で国政報告会を行い、私も応援のマイクを握りました。今回の総選挙、新社会党四国ブロックは社民党四国ブロック協議会と①平和憲法を守り、活かす②脱原発社会の実現③道州制の導入に反対④消費税増税は許さないの4点の共通政策を確認し、推薦することを決定しました。街宣車の上で、福島党首に新社会党と社民党の協議を早く中央本部間で進めて欲しいとお願いしている図です。

　労働組合の大会も続いており、23日が徳島市交通労組第69回大会。昨日は全港湾徳島支部大会でした。

　26日には、徳島地区労の男女共同参画学習会にも参加させてもらいました。

総選挙で浮き足立ってきた中ですが・・・

　秋の臨時国会での成立を図ると言われていたわりには余りマスコミでも取り上げられないためか平和運動に関わっている人にすらあまり知られていなかった自衛隊派兵恒久法。しっかり勉強しておかなければと企画したものの福田総理の政権投げだし、自民党総裁選、そして冒頭解散で総選挙かという動きが強まってきました。浮き足だってきた雰囲気の中、それでも予定どおりに昨日同法についての学習会を開催しました。

　以前に国民保護法の折にも来ていただいた、憲法を生かす会・神戸の中村伸夫さんに講師をお願いしました。中村さんは小泉政権以降の憲法破壊と生活破壊について述べた後、PKO協力法からの海外派兵の経緯、そして派兵法のまやかしとねらいを説明され、また、名古屋高裁のイラク派兵違憲判決の歴史的意義と私達の運動強化を訴えました。

　終了後、ただちに山中夫佐子さんと池田町での第47回青年学生平和友好祭に向かいました。若い人たちを前にしていつも以上に力を込めて平和の大切さを訴える山中さんのお話は、あの惨禍の中、死なずに生かされた者の責任を果たさなければならないという思いが何度も聞いている私にも強く伝わってきました。

ラストラン

　早くも9月です。「2月は逃げる」で言うなら「8月は走る」でしょうか。今朝の「月曜の声」時に、夏休みの宿題を入れた大きな紙袋を下げた子どもさん達を見て、新学期が始まったことに気付きました。

　昨日は、新社会党徳島県本部第14回定期大会でした。総選挙、参議院選、さらに県議選への対応や党勢拡大などについて議論百出、役員は北野静雄委員長他全員留任となりました。
　
　午後の議事冒頭には、政府に「国鉄労働者1047名問題の解決を迫る！」東海道飛脚キャラバンを3日から始める中野勇人さんから状況報告と決意表明がありました。京都から東京までの500㎞をご覧の飛脚スタイルで「雇用・年金・解決金」を訴えて走る中野さん、2005年には四国～東京1047㎞ランニングキャラバンを、翌年には自転車で鹿児島から東京へ、今年春には自転車でリヤカーを牽引し四国八十八カ所を回った後東京から四国まで完走しました。1047名問題が解決し、今回のキャラバンがラストランとなることを願います。