小屋掛公演
徳島中央公園で今日明日の2日間、第5回徳島城内小屋掛公演「阿波人形浄瑠璃芝居」が行われています。今日のオープニングは阿波踊り。それも阿波人形浄瑠璃の青年座、駒三座など浄瑠璃5座の木偶9体と白うめ幼稚園の園児達、さらに天祐連の踊りと鳴り物での乱舞でした。
それに次ぐプログラム2番に、実は私が「九条の会徳島」からの参加ということで「阿波弁による憲法九条の朗読」でちょこっと出ました。
阿波人形浄瑠璃と言えば、「傾城阿波の鳴門 巡礼歌の段」。父母を捜して巡礼する娘お鶴が母に偶然会う場面です。後の用のために中座するのが悔やまれるほど、浄瑠璃以外にも相撲甚句、民話の朗読など盛りだくさんのプログラムでした。
秋のさわやかな一日、公園に特設された小屋での公演は、今回のテーマどおり「小屋掛から阿波の文化を再発見」でした。
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コメント
今回の小屋掛実行委員会の事務局をしています、ohaです。小屋掛といえば、徳島では人形芝居なんですが、その中に、私・事務局からの企画ということで、九条の会徳島の高開さんに、友情出演ということで参加していただきました。一見、場違いと思われますが、本日、司会者の方から、「・・・今日は、高開千代子さんに、憲法九条をより身近に感じてもらうために、阿波弁で憲法九条を語ってもらいます。小屋掛には、憲法九条も似合います。平和なくして、文化の振興はありません。ご来場のみなさまのご多幸と、世界平和を祈願して、阿波弁による憲法九条を朗読してもらいます。」というような形で紹介させていただきました。今回の小屋掛のテーマは、「小屋掛から阿波の文化を再発見」ということでしたので、九条の会徳島も、「小屋掛を通して阿波の芸能・文化の再発見を求めようとする団体や個人」の一つであると、実行委員会役員会議の中で、事務局提案をして、承認されたのです。まあ、こじつけといえば、こじつけなのですが、野外の小屋掛で、憲法九条が聞きたい、みんなにアピールしてもらいたいということで、企画・提案しました。個人的には満足しています。参加していただいてよかったと思います。今後とも、よろしくお願いします。本日はどうもありがとうございました。
投稿: oha | 2008年10月11日 (土) 23時09分
ohaさん、お世話になりました。ohaさんの「こじつけ」が、今日の徳島新聞鳴潮欄で「五回目となる今年は、江戸時代に人形浄瑠璃公演の幕間(まくあい)に演じられた「間(あい)狂言」が、ふんだんに盛り込まれていたのが特色だ。襖(ふすま)からくりから相撲甚句、喜劇、雅楽、紙芝居、さらには阿波弁による憲法九条の朗読まであって、阿波文化の多彩さを見る思いがした」と、「阿波文化の多彩さ」の一つに並べていただいて光栄でした。
今度は11月3日の「九条のつどい」でもちょこっと出番があると思います。
投稿: たかがい千代子 | 2008年10月13日 (月) 16時29分
■徳島新聞 鳴潮 2008年10月13日■
秋天に誘われて徳島中央公園へ阿波人形浄瑠璃「小屋掛(がけ)公演」を見に行った。徳島城博物館前に設けられた芝居小屋は、ほんのりと色づき始めた木々に囲まれて情緒満点
五回目となる今年は、江戸時代に人形浄瑠璃公演の幕間(まくあい)に演じられた「間(あい)狂言」が、ふんだんに盛り込まれていたのが特色だ。襖(ふすま)からくりから相撲甚句、喜劇、雅楽、紙芝居、さらには阿波弁による憲法九条の朗読まであって、阿波文化の多彩さを見る思いがした
中でも最大の出し物は阿波踊りと人形浄瑠璃の共演。ぞめきのリズムに乗って木偶(でこ)人形と踊り子が華やかな踊り絵巻を繰り広げた。木偶をしなやかに踊らせるのは至難の業だが、面白い試みだ
ところで、この間狂言。大和武生さんが本紙に連載した「阿波人形浄瑠璃物語」によると、江戸時代には舞踊、演劇、歌謡などが盛んに行われた。しかし、近松門左衛門の「国姓爺合戦(こくせんやかっせん)」が上演されて以降、姿を消してしまう
近松によって浄瑠璃の芸術性が高められ、観客が浄瑠璃だけを鑑賞するようになったためだ。もっとも、これは人形浄瑠璃が盛んだった時代の話。現代では、客寄せのための間狂言がますます必要になるだろう
小屋掛けの舞台が実験場となって、新たな文化が生まれる可能性も大いにある。活気あふれる舞台を眺めながら、そんな予感がしきりにした。
投稿: oha | 2008年10月13日 (月) 16時37分
たかがいさんのコメントをみないで、今朝の徳島新聞・鳴潮を載せてしまいました。
違和感がなく、「阿波文化の多彩さ」の一つとして、自分以外にも、そう受け止めている人がいて、やっぱり、出演していただいてよかったなあと思います。
それから、阿波弁による憲法九条については、県教組・市教組を通じて、社会科の先生等に広く紹介していきたく思います。
今後とも、よろしくお願いします。
P.S 阿波弁での文章は、クレジットはなくても使用してもいいでしょうか。どうしましょう?
投稿: oha | 2008年10月13日 (月) 16時48分
ほぼ同じ時間帯にPCに向かったみたいで、私も自分でコメント送信した直後に「鳴潮」を載せてくださったので驚きました。
阿波弁九条は、決して私の専売特許でもありませんし、今回のは何人かの方のを少しずつ借用してくっつけました。おそらく、どの方も「私のじゃ!」とは言われないと思います。誰かが作ったのが伝わり、変わりというのでいいのではないでしょうか。阿波弁と言っても地域によって随分違いますし、一人ひとりが成文を読み込んで、自分の言葉で作られることでより身近になるかと思います。その見本のひとつとして使っていただけたら嬉しいです。
県教組のtomiさんからも中学校で子どもさん達と作ったのをいただきました。
投稿: たかがい千代子 | 2008年10月13日 (月) 17時07分
ありがとうございました。
広く紹介したく思います。
なんか、チャットのような感じですね。(笑)
投稿: oha | 2008年10月13日 (月) 17時11分