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2009年10月30日 (金)

「伊藤和也君追悼写真展」今日から

何度かお知らせしてきた「アフガンに緑の大地を 伊藤和也君追悼写真展」が今日から県立近代美術館で始まりました。昨日は一日がかりでの搬入・展示。
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 28日にはプレイベント第二弾として、徳島大学総合科学部の饗場和彦教授から「アフガニスタンの輪郭ー紛争と国際協力ー」と題して講演(公開授業)を受けました。アフガニスタンの地理、歴史から始まり、国際社会の関与・支援の体制、現状の問題点、平和への方向性についてわかりやすく話されました。最後に、講師自身が選挙監視活動等で紛争地を何度も訪れている経験を踏まえて「今回の伊藤さん殺害に際しても『命を捨ててまでなぜ行くのか』との言われ方をするが、命を捨てて行っているのではない、たまたま遭遇して命を落としたのである」と言われました。
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 今日は朝から絶え間なく来館者があり、どなたも真剣に写真に向き合い説明文を読み、ペシャワール会の水路を作る奮闘を描いたDVD「アフガンに命の水を」上映コーナーにも人が絶えることがありませんでした。写真展は入場無料、6日までです。
 また、上記DVDの上映会を11月8日(日)13:00からと19:30からの2回、蔵本駅前のシネアルテで行います。こちらは入場料500円です。是非お越しください。


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2009年10月27日 (火)

障がい児を普通学校へ

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 徳島県教職員組合が主催する教育研究集会、今年は57回めです。私が生まれる前からずっと開催されてきたことに驚きます。教育の課題・問題点もいろいろ変わってきたのだろうと思います。今年は障がいのある子どもの高校進学を考えることをテーマにしたシンポジウム「共に学び、共に生きる教育を」がもたれました。
 徳島、香川で重度の心身障がいのあるお子さんを公立高校へ進学させるための活動をしているお母さんたちの訴えには胸の痛む思いでした。
 また、「障害児を普通学校へ全国連絡会」の徳田茂代表世話人は大学時代から「障害」児福祉の活動をしてきて「障害」者への差別に憤っていたのに、その自分にダウン症の子が誕生した時には戸惑い、悩み、そして自分自身の差別心に気付いたとのことでした。そうした自分の体験や思いを通じて「特別支援教育を評価する人もいるが、分けられることはどの人にとっても不幸」だとまとめられました。

 

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2009年10月22日 (木)

「オバマのベトナム」

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 1966年10月21日に日本労働組合総評議会(総評)が「ベトナム反戦統一スト」を実施し、それと同時に全世界の反戦運動団体にもベトナム戦争反対を呼びかけたことから、10月21日は国際反戦デーとなっています。昨夜は徳島人権平和運動センター主催の集会に参加しました。
 ベトナム戦争を知らない世代が増えていますが、最近「オバマのベトナム」とか「アフガンのベトナム化」という形でベトナム戦争が引き合いに出されるようになりました。ニューズウイーク誌は、アフガンとベトナムの類似点として、米軍は局地戦では勝つが戦争全体には勝利できないという「泥沼化」を指摘していますし、新聞紙上(日本の)でも米国民の厭戦気分が報じられています。オバマ大統領にはノーベル平和賞受賞に恥じない決断をして欲しいものです。

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2009年10月14日 (水)

ジョールリ100公演

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 文化の秋、徳島では10月3日から11月3日まで阿波人形浄瑠璃月間としてジョールリ100公演が行われています。800人収容の会場や農村舞台等、県内各地でさまざまな形で演じられていますが、私も3分間だけ幕前に出演させていただきました。10日11日と第6回徳島城内小屋掛公演があり、昨年に続いて阿波弁での憲法9条の朗読での登場です。今年は、NHKの朝の連続ドラマが徳島を舞台にした「ウエルかめ」なので、それにひっかけて最後を「政府がどこぞよその国と戦争するや言うても、うちや国民が絶対にあかんて言おうな。憲法9条ウエルかめって言おうな」と締めました。狙いどおり(?)大受けでした。
 写真はオープニングの人形と天祐連による阿波踊りです。

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2009年10月 6日 (火)

放射能を出さないエネルギーへ

 ノーニュークスフェスタ2009に参加してきました。折悪しく準備を始める時間に猛烈な雨。しかもテントを搬送中のトラックが荷崩れを起こしたとかでテントの到着が遅れるというアクシデントに見舞われました。
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 それでも第一部が始まる頃にはお日様が顔を出してきました。リュックサックに傘をしまい、帽子を出し、何と用意がいいんだろうと自分を賞めたことです。時計は1:10を示しています。この後、どんどん参加者が増え14時からの第二部・全体会には7000人が結集しました。
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 それぞれのブースではスローフード、カフェなどの飲食からストップ温暖化キャンペーン、自然エネルギー の展示などアピールが繰り広げられていました。島根の卵かけご飯を食べ、函館のミョウガと六ヶ所村のチューリップを買い、 生ビールも飲んでしっかりと各地の運動に協力してきました。


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2009年10月 1日 (木)

教育は平和の礎

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 先月9日にお知らせしていた伊藤和也君追悼写真展プレ企画、「私が見たアフガニスタンの教育と人々」講演会
を予定どおり29日に開催しました。鳴門教育大学の近森憲助教授からは①アフガニスタンに関する面積や言語などの基本データ②教育プロジェクトの概要③自然や子どもたちの様子を写真を交えて説明を受けました。最後に「教育は平和を構築するための一つの礎であると同時に、平和であることによってはじめて充実発展するものである」と延べましたが、「教科書一冊配るにしても道が安全でなければならない」という言葉は本当に重く感じました。
 また、アフガニスタンのファイザーバードから教員留学生として鳴教大で今年4月から勉強しているファルザナさんからもタリバン政権下とそれ以降の女性の教育や行動等について話してもらいました。
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 この写真展の実行委員長を徳島大学三回生の2人が担ってくれています。先日、県政記者室で記者会見をもちましたが、若い2人がなぜやろうと思ったのか会見終了後も取材が続くという異例の形となりました。

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