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2010年2月24日 (水)

やはり性犯罪は裁判員裁判の対象外に

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 徳島地裁で初めての性犯罪の裁判員裁判が16日から開かれ、18日に懲役10年(求刑懲役12年)の判決が言い渡されました。2月1日の日誌に書いたように、事前に 一応私が世話人という形で県内10団体の連名で被害者のプライバシー保護や二次被害防止を求める要望書を提出していた関係上、3日間を通じて傍聴しました。
 確かに被害者名をAさん、Bさんとし、町名もX町、Y町とするなど検察、弁護側とも配慮しており、また裁判長からは冒頭「被害者名を明かさないよう」被告に注意するなど裁判所として被害者保護の姿勢が明確に示されていました。
 しかし、それでも検察側調書に被害者の髪の色やハイヒールの高さが述べられたり、「どんな職業の人を狙ったのか」という趣旨の弁護人の質問が出てきたり、偏見を与えるのでないかと危惧する場面もありました。
 裁判員裁判になって性犯罪への量刑が重くなり良かったと評価する意見があります。確かに畑山靖裁判長は判決言い渡しの中で「従前の裁判例を参照したが、これらの量刑分布は被害女性の立場を考えるとやや軽すぎると思われる」と述べ、性犯罪の量刑基準を見直す必要があるとの考えを示しました。
 裁判終了後の記者会見で、そのことを裁判員裁判の「功」でないか、それでも裁判員裁判の対象外にとの気持ちは変わらないかとの質問を受けました。私は「今回は被告が認めており被害者の証言はなかったが、もし否認していれば立証のためにビデオリンクで別室からにせよ被害当時の様子を語らなければならない。その負担はプロの裁判官の前で語るのに数倍すると思われる。裁判官裁判であっても、性犯罪は許されないことという社会的認識が広がれば量刑は重くなっていく」と答えました。
 写真は傍聴整理券であるリストバンドを巻いてもらっている傍聴希望者です。3日間とも2~5倍の競争率でした。

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