チェルノブイリハート
これほど重い映画だとは思っていませんでした。チェルノブイリハートとは、「チェルノブイリの心臓」ということで、チェルノブイリ事故の影響で心臓に重度の障害を持った子どもを現地でそう呼んでいるそうです。映画は事故から16年後にベラルーシで取材したもので、2004年に米アカデミー賞短編ドキュメンタリー賞を受賞しています。
ベラルーシでは現在も新生児の85%が何らかの障害を持っている、とくに心臓に穴が開いている症状が多く手術しなければ成人できないまま死亡する、手術の順番待ちの子が何千人もいて間に合わず亡くなる子が多い、事故後に作られた遺棄乳児院(親が育てられないため)や精神病院に詰め込まれた子ども、脳が頭におさまりきらない子、4歳なのに4カ月くらいの大きさしかない子、・・・衝撃的な映像がずっと映されます。
同じことが福島で起きないと言い切れるのでしょうか。「ただちに害が無い」ではすまされません。
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