ナイジェリア
アムネスティ・インターナショナル全国スピーキング・ツアー「ナイジェリア:石油採掘がもたらす環境破壊と人権~オゴニのひとびとの平和な暮らしのために~」が徳島市で開催されました。講師のディネバリ・ディヴィッド・ヴァレバさんは1978年生まれのオゴニ族。彼の育ったナイジャー・デルタ地区ではシェルをはじめとする多国籍企業が原油採掘や生産事業を行っていますが、原油の流出や、石油採掘による廃棄物での汚染がすさまじく農業も漁業も営めなく生活は破壊され、人体への影響も深刻なものがあります。
石油採掘が1958年に始まってからの石油流出量は900万から1300万バレル(東京ドーム1154個から1667個分)にものぼるそうです。多国籍企業はイギリスでは法律を守って環境に配慮するのにナイジェリアでは汚染を続けていることから、アムネスティの協力でイギリスで訴訟を起こし勝ったので今後に期待しているとの報告もありました。
私たちが毎日消費している石油の陰にこんな環境破壊や人権侵害が行われていることを全く知りませんでした。
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