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2011年11月15日 (火)

組み合わせる

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 「今 福島で・・・」というテーマで福島県教組の國分書記次長の講演がありました。福島第一原発から60㎞も離れている福島市で3月15日ごろの放射線が3.11以前の500倍、最近でも20倍あるとのこと。子どもたちに個人線量計が配布されているが、これは放射線量が高いところに行くと警告音が鳴るものでなく単に被曝量を記録するだけの物でモルモット扱いされている。臨時休業している学校の再開を急ぐばかりの教育委員会。子どもだけでなく教職員も被災者。授業、遊び、給食・・・胸の痛む話の最後に安全な原発は無い、脱原発社会の実現をと訴えました。
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 その翌日には脱原発に向けての方策が感じられる企画がありました。コープ自然派徳島などが開催した国際森林年記念シンポジウム「森との共生――ゆすはらの実践~自然エネルギーで町づくり~」で中越武義前梼原町長が電力の地産地消の取り組みを報告しました。
 高知県四万十川源流域の山間に位置する梼原町。最近は坂本竜馬脱藩の道で有名な町です。四国カルストでの風力発電で売電益を得て、小水力発電、108戸の屋根には太陽光パネル、間伐材などでストーブのペレット、地熱利用で温水プールにと活用しています。原発に代わるものとして「これ」というのでなく、利用できるものを上手にいろいろと組み合わせているのには驚きました。
 雲の上の町ゆすはら、一度訪れてみたくなりました。

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