金子みすゞの生きた時代と今
フェスティバルあいのミニイベント、立命館大学非常勤講師などを務めている伊田広行さんに講演していただきました。例年は少人数での開催ですが、今年はジェンダー研究の男性の第一人者と言われる伊田さんのファン、テーマとした金子みすゞのファンが沢山来てくれて、椅子は足すやら、レジメは何度も刷り足すやら嬉しい誤算となりました。
みすゞは1903年に生まれ、26歳で服毒自殺をした。100年前の1911年には大逆事件があり、「青鞜」が発刊されている。そのころの女性は家制度の中で無能力者であった。その後、国家総動員体制に女性運動は組み込まれ、敗戦。憲法で男女平等に。ジェンダー平等への歴史と労働者派遣法改正の流れを示し、女性差別の放置が男性までの貧困を作りだしたと説明。今の課題として身近な実践としてDV問題の重要性を指摘。
盛りだくさんのわかりやすい話で、金子みすゞの詩の世界を期待してきた人たちまでしっかりイダワールドに引き込んでいました。
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