鬼が出るか蛇が出るか

　総選挙の結果、自・公が3分の2以上の議席を獲得してしまいました。安倍総理は来年夏の参議院選まではおとなしく安全運転でいくとの予測もありましたが、とてもとても。早速、「2030年代原発ゼロ」の見直しや、米軍のオスプレイ配備訓練中止どころか自衛隊が購入検討とか、「慰安婦」問題に関する河野談話の見直し等、どんどん打出しています。前途の運命に予測がつかないことの例えに「鬼が出るか蛇が出るか」と言う言葉がありますが、来年は巳年なので蛇が出るのかもしれません。毒蛇に大蛇、猛蛇、藪蛇もあるかもと不安の募る年越しです。
　私は来年は年女で還暦を迎えます。悪政の蛇毒に負けないように引き続き頑張りますのでどうかよろしくお願いします。今年一年本当にありがとうございました。
　写真は説明するまでもなくゴッホの糸杉です。10月に上野で見てきました。

心豊かに

　総選挙以降、会う人ごとに「これからどうなるんだろう」「大変な結果になったな」との言葉が出てきます。平和、原発、男女共同参画の活動でご一緒する方は特に落胆し、隠遁生活に入りたいという人までいます。もちろん、私とて例外ではありませんが、逃げても隠れてもこの結果が攻撃をしかけてくることは間違いないので健康に気を付けて心を豊かにして反撃の力をつけようと思っています。
　先日、徳島県女性協議会の研修会で神戸市立博物館で開催中のマウリッツハイス美術館展に行ってきました。平日でも流石に「真珠の耳飾りの少女」の人気は高く、人がいっぱいでしたが、本物はやはり良かったです。

　初めてルミナリエも見せてもらい、満足、満足の１日でした。

「八の日行動」30年

　1982年12月8日から始めた「八の日行動」が30年を迎えました。多くの皆さんの協力があってこそと感謝でいっぱいです。節目の「八の日行動」は、選挙期間中となってしまったので残念ながらマイクは止めにしてビラ配布のみとしました。タクシーの運転手さんたちから「どうしたんで。今日はマイクはせんのんで」と声をかけていただいたりもしましたが。
　引き続いて、「八の日・平和を守る女たちの会」の総会、さらに30周年記念集会を持ちました。「30年を振り返って」と題して、私に話す機会をいただき、またテーブルスピーチではそれぞれの平和に対する思いが出し合われ、これからも「しなやかに、したたかに、しつこく」運動を続けていく決意を固め合いました。

12.8(1)反戦集会

　12月1日、三好市で12・8（1）徳島反戦集会が開催されました。同集会は毎年、徳島市内で開催されてきましたが、三好市議会9月定例会において、当局よりオスプレイについて「思った以上に事故は少ない」「市に影響はない」などの答弁があり、議会の意思もオスプレイの配備や訓練中止を求める請願書を不採択としたことから三好市での開催となったものです。西部地区労の天羽強会長（三好市議）は主催者あいさつで怒りをこめてそれらの経過と今後の闘う決意を訴えました。

　講演では、沖縄平和運動センターの山城博治事務局長より「沖縄米軍・自衛隊基地問題の現状と県民の闘い」について報告されました。街中で電柱スレスレの飛行をしているオスプレイの写真には戦慄を覚えました。
　集会後には、「オスプレイの配備を許さないぞ」「米兵の蛮行を許さないぞ」などのシュプレヒコールをあげながらデモ行進を行いました。