« 2012年12月 | トップページ | 2013年2月 »

2013年1月23日 (水)

「ひろしま」

Dsc02216_2
 映画「ひろしま」(監督・関川秀雄)を見ました。原爆を描いた作品を見たり、被爆者の体験談を聞いたり、自分自身が朗読したり様々な形で「ヒロシマ」を知っていたつもりでした。しかし、この映画から突きつけられたのは、いかに知らなかったかということです。リアルな映像はドキュメンタリー映画のようです。しかも、この映画が作られたのは1953年、つまり私が生まれた年です。戦後わずか8年、よくぞ製作できたと思います。主演の月丘夢路さんは、広島市出身でどうしてもこの映画に出たくて何度も会社にかけあいノーギャラで出演したそうです。
Dsc02212
 チーフ助監督を務めた小林大平さんを父にもつ小林一平さんの撮影秘話も興味深く聞きました。当時のトップスターである月丘夢路さん、山田五十鈴さんが出演しているにも関わらず、上映されなかったのは3カ所のカットに応じなかったためであること。エキストラ約9万人が手弁当で参加し、毎日頭から灰をかぶるため、撮影期間中は広島市内の全銭湯が関係者は無料にしたこと。第5回ベルリン国際映画祭で長編映画賞を受賞していること、等々。
 今月27日まで徳島ホールで上映されます。時間を作り出してぜひ見てください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年1月 8日 (火)

2013年旗開き

Dscf2187
 年明けから新社会党徳島県本部旗開き、新社会党の「月曜の声」、今朝は「八の日行動」とフル稼働です。
 旗開きでは多くのご来賓から、総選挙の結果を受けての直面する課題について示唆に富む激励をいただきました。また、毎年、旗開きの大きな楽しみとなっている青年委員会によるゲーム、今年は党員と「週刊新社会」の拡大をテーマに総支部対抗で競いました。コーヒーの香りあて、ビールの銘柄あて等々、来賓チームも交えて大盛り上がり、しかも、最下位チームには賞品の代わりに「拡大指示書」が手渡されるというおまけ付きで最後まで笑・笑・笑でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年1月 4日 (金)

ベアテの贈りもの

Think07
 連合国軍総司令部(GHQ)民政局のスタッフとして日本国憲法の起草作業に従事し、男女平等に関する条項を書いたベアテ・シロタ・ゴードンさんが昨年12月30日に亡くなったことが新聞で報じられていました。娘のニコルさんは「母は生前、憲法の平和、男女同権の条項を守る必要性を訴えていた。改正に総じて反対だったが、この二つ(の変更や削除)を特に懸念していた」と語ったそうです。
 私は2000年のニューヨークでの世界女性会議と2008年の大阪での9条の講演会でお話を伺ったことがあります。Dscf0550
 また、映画「ベアテの贈りもの」が完成した後、その制作委員会代表を務めた赤松良子元文部大臣とご一緒する機会があり、元々の草稿から削られた部分が戦後どのように法的整備がなされたのか等を伺うこともできました。
 彼女の半生記「1945年のクリスマス」の一節を朗読会で発表したこともあり、その生き方を尊敬していただけにとても残念です。9条と24条を守る活動のバトンをしっかり受けつぎ、2013年も頑張ります。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2012年12月 | トップページ | 2013年2月 »