ベアテの贈りもの
連合国軍総司令部(GHQ)民政局のスタッフとして日本国憲法の起草作業に従事し、男女平等に関する条項を書いたベアテ・シロタ・ゴードンさんが昨年12月30日に亡くなったことが新聞で報じられていました。娘のニコルさんは「母は生前、憲法の平和、男女同権の条項を守る必要性を訴えていた。改正に総じて反対だったが、この二つ(の変更や削除)を特に懸念していた」と語ったそうです。
私は2000年のニューヨークでの世界女性会議と2008年の大阪での9条の講演会でお話を伺ったことがあります。
また、映画「ベアテの贈りもの」が完成した後、その制作委員会代表を務めた赤松良子元文部大臣とご一緒する機会があり、元々の草稿から削られた部分が戦後どのように法的整備がなされたのか等を伺うこともできました。
彼女の半生記「1945年のクリスマス」の一節を朗読会で発表したこともあり、その生き方を尊敬していただけにとても残念です。9条と24条を守る活動のバトンをしっかり受けつぎ、2013年も頑張ります。
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