秘密から戦争が始まる
毎年この日に行う「2.11日の丸・君が代・天皇制を考える徳島集会」、今年は社民党顧問の寺前學さんが「沖縄と天皇」と題して講演をされました。「祖国復帰」と言っていたが、沖縄にとって「日本(大和)」は祖国なのか、復帰、独立、自立とさまざまな立場での運動があったことや日琉同祖論などについて長年沖縄問題にも反差別の闘いにも関わってきた講師ならではの思いが語られました
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午後には九条の会徳島の総会と記念講演会がもたれました。講師の岸積さんは、「正念場の憲法九条~最後の戦争世代からあなたへ~」とのテーマで、元地元紙の論説委員長を務めた経験から「体験的危機感」という表現で秘密から戦争が始まると戦時中の報道管制の例を挙げて特定秘密保護法の危険性を指摘しました。
おりしも国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」(RSF、本部パリ)が今日発表した、世界各国の報道の自由度を順位付けした報告書で日本は昨年の53位から59位に後退しています。東京電力福島第1原発事故の影響を取材しようとするとさまざまな圧力を受けるとされたほか、特定秘密保護法の成立が響いたようです。日本は、各国を5段階に分けた分類で上から2番目の「満足できる状況」から、主要先進国で唯一、3番目の「顕著な問題」のある国に転落。東アジアでは台湾や韓国を下回る自由度とされています。
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