原典にあたれ
3月11日徳島市中央公民館において第12回「9条の会」総会が行われました。総会に先立ち鳴門教育大学大学院准教授の麻生多門さんから「アジア太平洋戦争に対する日本の責任―パール判決書の実像に迫る」との講演を受けました。東京裁判でインド選出のパール判事が「平和に対する罪」「人道に対する罪」が事後法であるとしてA級戦犯全員無罪を主張したことから、小林よしのり氏らがパール判決書を利用して「大東亜戦争」肯定論を繰り広げていることに対して、東京裁判研究会編「共同研究・パル判決書・上・下」(講談社学術文庫)を示して、いかに彼らが都合よく切り取って使っているか説明しました。過去を理解するためには一次資料(原典)を見なければいけないことが強調され、騙されてはならないと結ばれました。
総会では林伸豪よびかけ人が12年間一緒にやってきて仲良くなった。その力が昨年参議院選につながったと挨拶。活動報告・方針を承認し、事務局長が吉成務弁護士から上地大三郎弁護士に引き継がれました。
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